プロジェクト『第2回刑務所アート展』感謝。

3月22日〜3月30日に開催しました。

第2回刑務所アート 北千住 

運営で携わっている、Prison Arts Connections 主催
『第2回刑務所アート展』が無事会期を終えました。
https://pac-j.com/

短い会期の間にたくさんの方にご来場いただき、心から感謝です。
https://buoy.or.jp/program/prison-arts-connections/

カフェ併設のギャラリーでの展示

第2回刑務所アート展 北千住

展示会を目当てに来場くださる方以外にも、併設されたカフェのお客様が興味を持ってくださって、昨日まで「「刑務所アート」を知らなかった方がお越しくださることがとても嬉しかったです。

第2回刑務所アート 北千住

一部作品や全てのキャプションは、受刑者の方の直筆のものを展示。
作品だけではなく、彼らの文字で書かれた文章があることで、本人のリアルな思いをダイレクトに感じることができる展示となりました。

元死刑囚の作品も展示

第2回刑務所アート展 北千住

公募作品のほかに、元死刑囚の作品も展示。
被害者家族と受刑者の作品によるコミュニケーションの一部をご覧いただきました。

罪を犯した人が、何を思い日々過ごしているのか。
被害者家族が、何を思い日々過ごしているのか。
想像の外の世界のようですが、自分たちと決して無関係ではない世界です。

アートによって、隔たれた世界を「知る」「見る」「つなぐ」ことが今後もできればと思います。

カタログ発売

第2回刑務所アート展 北千住 カタログ

第2回刑務所アート展のカタログができました。
こちらは、ECショップでも販売中です。

https://shop.pac-j.com/

カタログの構成・編集・デザインに、大森が携わらせていただきました。
こちらもぜひ、お手に取っていただければと思います。

今後の活動も応援ください

第2回刑務所アート展 北千住

刑務所アート展は、今後3回、4回と継続していきます。
アートの力で、「壁」について考える機会を、今後も提案してまいります。

これからの Prison Arts Connections の活動を応援くださいますと幸いです。

   
    大森 かずえ

    1982年、岡山県生まれ。東京学芸大学、卒業。
    画号「大森かずえ」美術家として活動。
    幼少期から、水墨画を描く母の影響を受け、毎日絵を描いて過ごす。
    大学時代は自ら企画運営をし、積極的に個展やグループ展をこなすが、
    24歳の頃、病気治療で記憶を消されて2週間意識不明に陥る。
    また、後遺症で全身に麻痺が残り、一時は絵が全く描けなくなるが、
    とにかく描きたい一心でリハビリを経て、1枚の油絵を制作。
    その絵が第34回近美春季展にて大賞を受賞する。
    画家としては、近代日本美術協会での大賞受賞をはじめ、他受賞歴が多数。
    空をメインとした風景画・肖像画には定評があり、多くのオーダーワークをこなす。
    絵画を生かすためのデザインやディレクションも手がけるマルチプレイヤー。
    その他、書籍の装丁デザインや挿絵イラストも手がける。
    ※病気はすでに完治しています。

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