Direction『cross cultureの今後ー障害者アートとの連携ー』

crossculture art event 大森和枝

2021年2月にスタートした『クロスカルチャー』

https://qg-p.com/works/cross-culture

初回の活動は、コロナ禍におけるアートイベントの在り方を提唱すべく始まりました。
イベントというイベントが中止になる中、今までと違うイベントの展開方法があるはずと
自粛傾向にあるご時世にプロジェクトを始動しました。

『今こそアートや音楽だ』をコンセプトに、緊急事態宣言中に敢えて開催。

天神地区の4カ所のカフェで同時に展示イベントを行うことで、人が回遊し
飲食店における新規顧客開拓にも貢献できるであろうと推測。
1カ所で密にならない展示イベント及びミュージックライブを実験的に展開しました。

世の中の流れに任せず、定義していく

初回は、コロナ禍におけるアートイベントの定義を問いましたが、
2回目からは、障害者アートと連携をし、認識の改革を目指してます。

障害者アート アトリエブラヴォ art design

すでに8月に一度実験的に展開してますが、
JOY俱楽部アトリエブラヴォさんと提携し
施設でアート活動をしている方々の個展を開催。

障害者という枠だけで判断されない作品展の展開をします。

私は、アーティストはみんな障害者だと思っていて、
病名がないだけで障害を持つ人はたくさんいると思ってます。

一人の世界にのめり込む自閉症
こだわりの強いアスペルガー症候群
記憶力が半端ないサヴァン症候群など

継続的にアートに携わる人にとって切り離せない感覚に
少なからずこれらの病状は酷似していると思います。

障害者と呼ばれる彼らのアートは純粋で美しい。

そんな作品たちを、障害に詳しくない人にも味わい知ってほしい。
作品が正当に評価される世の中になってほしい。

そういった思いから、クロカルでは障害者アートと連携をとり
福祉とは離れた場所での展示会の展開をサポートします。

今後の展開にご期待ください。

JOY俱楽部アトリエブラヴォ → https://joy-club.net/

   
    大森 かずえ

    1982年、岡山県生まれ。東京学芸大学、卒業。
    画号「大森かずえ」美術家として活動。
    幼少期から、水墨画を描く母の影響を受け、毎日絵を描いて過ごす。
    大学時代は自ら企画運営をし、積極的に個展やグループ展をこなすが、
    24歳の頃、病気治療で記憶を消されて2週間意識不明に陥る。
    また、後遺症で全身に麻痺が残り、一時は絵が全く描けなくなるが、
    とにかく描きたい一心でリハビリを経て、1枚の油絵を制作。
    その絵が第34回近美春季展にて大賞を受賞する。
    画家としては、近代日本美術協会での大賞受賞をはじめ、他受賞歴が多数。
    空をメインとした風景画・肖像画には定評があり、多くのオーダーワークをこなす。
    絵画を生かすためのデザインやディレクションも手がけるマルチプレイヤー。
    その他、書籍の装丁デザインや挿絵イラストも手がける。
    ※病気はすでに完治しています。

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