空の絵をインテリアに。

インテリアとしての空の絵

空の絵を飾りインテリアの一部に

家に作品を飾るという点で、空の絵はインテリアの役割としてもとても重宝されるものだと思う。

他の絵画と違い、そこにあるだけで外を覗いているような、まるで新しい窓ができたような感覚になるだろう。

自然の空は毎日移り変わるが、空の絵はいつでもそこに変わらずあるので、例え暗いどんよりした日でも、青空を眺めることができる。

部屋に置くインテリアとして空の絵は、どんな部屋にも馴染みやすく、場所を選ばず飾れるので、気に入った空の絵はどんどん部屋の装飾にして頂きたいと思う。

 

インテリア向けのアートとしての空の絵もある。

個人差もあると思うが、インテリアとして絵を飾ることがない方もいらっしゃるだろう。

とくに絵画色の強い絵だと、飾りやすい空の絵だとしても飾りにくく感じる場合もあると思われる。

そういった場合に、インテリア向けに描かれた抽象的な作品もある。

ミニマルアートや現代アート寄りの空の絵だと、印象がかなりシンプルになるので、部屋をオシャレにすることもできて、よりインテリアに使いやすくなる。

特にお店などの人の出入りが多い場所だと、絵画よりもデザイン寄りな空の絵だと素敵な空間を作る事ができると思う。

 

 

インテリアとしてアートを考える時、空の絵の役割。

空の絵が外を感じるツールになる

絵画を家に飾る習慣のある人が、果たしてどれほどいるだろう?

どこかで生活に余裕のある人の趣味というイメージがあるのは否めない。

しかしこのコロナが蔓延した時代、家で過ごす時間も長くなり、今までと家の役割も少しずつ変わってきていると思う。

インテリアとして用いる空の絵は、家の中に外の景色を持ち込むような感覚で、外に出られない時も外を想像できるアイテムとして観て頂けるのではないだろうか。

インテリアを豊かにすることで心にもゆとりを与え、空の絵の爽やかな印象は長らく過ごす空間を癒す役割を果たすだろう。

インテリアにすることで広がる空の絵の魅力

空の絵は、眺めているだけで心を静める効果があるように個人的には感じる。

プラネタリウムと似たような感覚とでもいうのか、暗い部屋に星空を作り、眺めながら眠る贅沢のような、そういう感覚に近いものがあると思う。

大きな絵を飾ればよいわけでもないが、視界いっぱいの心洗われるような空の絵を、インテリアにして毎日眺めることで、瞑想にも近いスッキリした気持ちになれるだろう。

実際に私が手掛けたS50号の空の絵を窓のない部屋に飾ってくださっている美容院がある。

「毎日空の絵を見て癒されている」という嬉しいお言葉を頂いている。

ぜひこの機会に、皆様にもインテリアに空の絵を採用していただきたい。

   
    大森 かずえ

    1982年、岡山県生まれ。東京学芸大学、卒業。
    画号「大森かずえ」美術家として活動。
    幼少期から、水墨画を描く母の影響を受け、毎日絵を描いて過ごす。
    大学時代は自ら企画運営をし、積極的に個展やグループ展をこなすが、
    24歳の頃、病気治療で記憶を消されて2週間意識不明に陥る。
    また、後遺症で全身に麻痺が残り、一時は絵が全く描けなくなるが、
    とにかく描きたい一心でリハビリを経て、1枚の油絵を制作。
    その絵が第34回近美春季展にて大賞を受賞する。
    画家としては、近代日本美術協会での大賞受賞をはじめ、他受賞歴が多数。
    空をメインとした風景画・肖像画には定評があり、多くのオーダーワークをこなす。
    絵画を生かすためのデザインやディレクションも手がけるマルチプレイヤー。
    その他、書籍の装丁デザインや挿絵イラストも手がける。
    ※病気はすでに完治しています。

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